きかんしゃトーマスにハマった話。
*私は「これ」という特定のものに入れ込むことが少ないほうなのですが、最近きかんしゃトーマスにがっつりハマりました。すでに英語版で全部追いついちゃった。←
トーマスにハマるのは、一見すると大きいお友達の中でも、幼児コンテンツにハマるヤベー奴かもしれません。でも、「いやいや!そうかもしれないけど、意外に楽しめますよ?」っていう話です。
*きかんしゃトーマス、小さい頃見てた方、お子さんが大好きで付き合いで見てる方、その両方に該当する方もいると思います。昔はフジの「ひらけ!ポンキッキ」という番組で模型が動く人形劇のような形で放送していましたが、今はCGになり、NHKのEテレでシーズン21を放送しています。
ポンキッキで放送していたとき、私は5歳くらいでトーマスに全然興味ナシ。模型時代の顔がかなり特徴的なのもあって、あまり良さも分かりませんでした。
それが今20年以上経ち、ニートになったのをきっかけにAmazonプライムで何の気なしにシーズン1から観たら、
ちょ、こいつらの顔芸どうにかして。(笑)
全員性格荒みすぎでしょ?!
ええええええ・・・しょうもないことで事故起きすぎィ!!!!!!!
いや、これ面白すぎない?
と、この絶妙な世界観に取り付かれてしまいました。
特に模型時代でもごく初期のほう、奴らとにかく口が悪い。
主人公であるトーマスの記念すべき最初の台詞が、
「起きろよ怠け者!僕みたいに働くんだ!!」
であるという事実。
本当に幼児向けに教育的ねらいを持って作られた番組なのか、心配になるレベルです。
*さて、そんなきかんしゃトーマスですが、私も新参者なので最近知ったことですが、約70年前からあるイギリスの幼児向け絵本『汽車のえほん』が原作で、モデルの機関車もしっかり存在しているという、とても細かな設定がある作品です。
単なる古典的な子供向けの絵本ではなくて、その設定の細やかさは鉄道が好きな人も楽しめるものですし、そうでない人もお気に入りの機関車に思いを馳せ、SLへの興味を掻きたてられます。
英国の文化とか社会構造までも垣間見ることもでき、大人でもさまざまな楽しみ方ができてしまう作品なんじゃないかなと思います。
ちなみに、私は英国文化とかそういうのそんなに詳しくありません。
大学時代もう少し勉強しとけばよかったかなと後悔しております。
*実は私、現在ニートしながら求人見たり、履歴書書いたりする生活を送っている身分なのですが、トーマスを見ていると、気付くことがあります。
トーマスたちって仕事をしてるから、今の私より立場上じゃん。笑
きかんしゃたちはそれぞれに担当する仕事が与えられているので、労働者に近い立場で社会生活を送っていると言えるんじゃないかと思います。そんな社会人きかんしゃたちを通じて、教訓とまではいかないですが、「仕事に対する考え方」といった点で少し考えさせられたことがあります。
きかんしゃたちは、まーもれなく鬼畜でいい加減なことも多いですけど、それぞれ自分にプライドを持ち、人の役に立って、重役やお客さんから良い評価がもらえるようそれぞれ努力しています。
例えば、私のイチ押しきかんしゃでもある大型テンダー機関車のゴードンの仕事への誇りや向き合い方はかっこいいなと思いますね。
”俺様は一番大きくて強くて早い。急行列車を時間通りにしっかり引けるのはこの自分だけで、誰にも負けない。”
こういうプロ意識を持った仕事への真面目な向き合い方、働く大人だったら皆、かっこいい!って思えるのではないでしょうか。威張り屋ではありますが、そこにはある程度行動が伴っています。それから、お話を見ていると、すごく男気溢れるいざというときはとても頼りになる兄貴的なポジションでもあります。
うーん。かっこいい。
*現実世界の私たちは、プライドとか遣り甲斐だけではご飯を食べられません。とりあえず生きていくために最低限お給料がもらえる評価でやっていればOKって考え方もあります。もちろん、それもまあ、アリだとは思います。
けれども、私は今後何の仕事をするようになるかまだ分からないですが、自身や自分の仕事にしっかりプライドを持って、遣り甲斐を感じながら働くのが理想的だなと思うのです。
*まあいろいろ書いたんですけど、基本的には
・きかんしゃたちの鬼畜言動おもしろすぎ
・何度観てもあまりにひどい無茶苦茶な事故
(しかも実際あった事故に基づいている)
・パーシー超可愛い。
・ゴードン兄貴かっけしびれるな。
と単純に楽しんで観ています。
家族や周りに「トーマス好きってどういうこと?!大丈夫?!」とか言われるので、熱く言い訳してみました。笑
でも、こんなことを言いながらいつまでもニートしているのもそろそろヤバイので、何とか年内にトーマスたちと同じ身分になれるよう、頑張ろうと思います。笑